学院方針
私たちは、きものを通して永遠のテーマに取り組んでいます。
受け継ぎ、伝え、残す…
この営みが、花きもの学院の終わりのない
常に新しい出発点です。
学院長 メッセージ
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着物が日常着でなくなり、着る機会が少なくなったとはいえ、
やはり着物は日本の民族衣装です。
知識としてはひととおりのことは心得ておきたいものです。
融通無碍(ゆうずうむげ)という言葉があります。
着物は小幅の布を使って直線に裁ち、
ほとんど直線に縫ったものです。
ほどくことで元の一反の生地にもどります。
多少の寸法は違っても老若の関係なくかたちは同じです。
着物は染色とか文様が命なのです。
私たちの先達は営々とと伝え残してきたものを受け継ぎ、
また次代に伝えていきたいものです。
その国の文化は女性が伝えるものと言われているそうです。
直線裁ちで構成された着物は紐を使って、
立体的な人体をつつんで着付けていきます。
着物を着こなすということは、
着る人の美意識が深く関わってきます。
美しいものに触れ、身にまとうことで、これらの染色品が
どのようにして作られたかを知ることができます。
美しく装う心を育てることは、自分らしく感性のいい生き方するため
にも必要なのではないかと考えます。
花きもの学院 学院長 出口美智子
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